お悩み
- 工場勤務・製造業がキツいなら辞めるべき?
- 工場勤務・製造業に就職、転職するか迷っている
- 工場勤務・製造業を辞めたいけど、どうしたら良いか分からない
こんな悩みにお答えします。
昨今の不景気や情勢で色々考えることもあり、僕は約6年半働いていた製造業を退きました。
同じように工場勤務・製造業に就いていて、辞めたり転職したりするのを迷っている人は多いでしょう。
そこで今回は「工場勤務・製造業の転職や退職理由」を本音で語っていこうと思います。
僕は工場勤務・製造業を辞めるかどうか悩む時間が長く、「何でもっと早く辞めなかったんだ」と後悔しました。
みなさんには同じ想いをしてほしくないので、本記事を最後まで読み参考にしていただけると嬉しいです。
工場勤務・製造業を辞めたいと思った理由6つ
一応同じ工場で働いていた同僚や部下の相談にのっていたこともあるので、それについても一緒に紹介していきます。
理由①:シンプルに重労働、さらに頭も使う
工場で働いているイメージそのままです。
- 重い物を持ったまま、階段の昇降
- 1日に20kg×100袋の仕込み
- 就業時間内はほぼ立ちっぱなし
- 機械の洗浄で全身びしょびしょ
- 機械のメンテナンス
これが当たり前です。
同時進行で3〜6基はずっと動いていくので、段取りが悪いと作業が終わりません。
正直最初はこんなにしんどいものかとビックリしましたね。
要領やコツさえ掴めば、効率よく現場を回せるようになりますが、一つのことしか出来ない人には厳しい仕事です。
「勉強ができる=仕事が出来る」ではないことを実感
僕はそこそこ勉強が出来る自信はあったのですが、最初の1年くらいは全然仕事が出来ませんでした。
同い年の同僚(高卒で社歴は2つ上)は、めちゃくちゃ仕事が早くて、自分との差は歴然。
少し学生気分で仕事を舐めていたのもありますが、勉強と仕事では使う頭が違うんだと、現実を見せられました。
新卒で就職する人は、「勉強が出来るから、仕事も出来る」と高を括らないように注意です。
機械のメンテナンスが多すぎる
僕が所属している部署は、機械で物を製造する部署だったので、機械が壊れたらお終いです。
毎週メンテナンスをしていましたが、またこの項目が多いんですよ。
製造を終わらすのに精一杯で、メンテナンスに割く時間が無さ過ぎる。
でも、メンテナンスを確りしないと、製造が出来なくなるかもしれない。
何とも言えない状況でした。
理由②:仕事環境が劣悪
現場で働いている人はほとんどが感じているんじゃないでしょうか。
僕が働いていた工場は以下のような環境でした。
- 常に長袖長ズボン、フード、マスク(目だけが見える状態)
- 夏は高温高湿度、冬は外よりちょっと暖かいくらい
- 現場はあまり綺麗とは言えない
特に夏は本当に地獄でした。
気温は暑いところだと40℃は普通に超えますし、さらに湿度が高いんです。
その上に長袖長ズボン・フード・マスクを常備しているので、何をせずとも汗が吹き出ます。
正直こればっかりは我慢出来るようにこそなりましたが、慣れることはありませんでした。
別に上司が悪いわけではありませんが、涼しいところでずっとデスクワークをしているのを見て、羨ましいと思うこともありましたね。
身体の強さは人によって違う
人によって劣悪な環境に耐えれる人もいれば、そうでない人もいます。
僕は偏頭痛持ちと疲れやすい体質で、特に夏は毎日頭痛に悩まされていました。
それでも「頭が痛い」なんて理由で休むわけにも早退するわけにもいかず、薬を飲んで何とか乗り切る毎日。
しかし、僕よりも酷く、体調不良が原因で辞める人もいたので、身体が弱い人は工場勤務には向いていないかもしれません。
【勤務歴6年半】工場勤務・製造業に向いてない人の特徴とは!?【スキルが身につかないという現実も】
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理由③:交代勤務がキツい
全部署がそうではありませんが、僕が所属していた部署は交代勤務あり。
僕はどちらかというと、夜勤の方が給料も良くて好きだったので、それ自体は苦ではありませんでした。
ただ、30歳〜40歳でも夜勤をしなきゃいけないとなれば、話は違います。
歳を取れば体力も無くなってくるし、夜勤は身体にも良くありません。
一緒に夜勤していた人の中に35〜40代はいました。
「疲れが取れない」と嘆いてましたね。
家族が出来ればすれ違いにもなるでしょうし、そういう人たちを見てきているので、交代勤務をこれからもずっと続けるのは嫌だなと感じました。
理由④:製造作業以外で評価される
僕が辞めたネガティブな理由はこれが一番です。
基本的に働いている時間はほとんどが製造に費やされます。
フルで効率よく回しても、それ以外に時間はほとんど割けません。
しかし、仕事の評価は製造作業以外のところでしかされないという、ちょっと理不尽なシステムだったんですよね。
これに関してはしょうがないとも思っています。
- 人数が多くて、誰が何をどれくらいしたか把握出来ない
- チームで一つのものを作っいる
- 夜勤には上長がいない
上長が作業を評価しようと思っても不可能な環境だったんです。
作業しない人が増えてしまう
「作業以外のところでしか評価しない」となれば、みんな作業しなくなりますよね。
評価は給料に直結する部分です。
正直そこさえ抑えて、うまく立ち回れば、苦労すること無く仕事に従事できるでしょう。
あまり深くは語れませんが、こういうことはどこの職場にもあるのかもしれません。
仕事以外は自分の時間にしたい
じゃあどうやって評価を上げるかと言ったら、家に持って帰ってやるしかないですよね。
でも僕はプライベートが仕事に侵食されるのがものすごく嫌だったんですよ。
なので昼ごはんも休憩時間も削って、何とか事務作業が終わるように努力していました。
それでも全然終わりませんでしたが。笑
理由⑤:人間関係
先程の評価基準も相まって、人間関係はそこまで良いものではありませんでした。
僕は興味が無い、もしくは仕事や作業上関わる意味のない人とは接しないようにしてたので、人間関係が辞める理由にはなっていません。
しかし、辞めた中には人間関係が原因になった人もいます。
工場勤務・製造業だけじゃなく、仕事をする上で人間関係はずっと付いてくるもの。
これが原因で辞める人が多いのも分かります。
工場勤務・製造業にはどんな人がいるのか気になる人は以下の記事を参考にしてください。
【歴6年半】工場勤務は頭おかしい人が多いって本当?上手く付き合う方法も紹介【逃げる準備も必要です】
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無駄な飲み会
会社の飲み会は本当に無駄だなと感じていました。
自分にとってプラスになるなら良いですが、特にそんなこともなく。
付き合いが悪いと仕事しづらくなるので参加していた感じです。
5000円も出して行くような価値は見い出せませんでした。
理由⑥:全体的に働く環境は良くない
ここまで述べた部分を総括すると、「働く環境として適してはいない」と感じます。
この環境で全くネガティブなことを思わず働ける人はそうそういません。
少なくとも僕の同僚は愚痴ばかりでした。
嫌な部分があっても頑張れるなら問題ありませんが、辞めたくても辞められない人もいるでしょう。
どうしても自力で辞められない人は、「退職代行サービス」を利用するのもアリ。会社に行かず辞められたら、楽ですよね。詳細は以下記事で解説しています。
【退職代行は甘えじゃない!!】おすすめの退職代行サービス4選を紹介【今日辞めよう!】
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工場勤務・製造業を辞めたいと思った前向きな理由
ここからは僕が辞めるに至った前向きな理由を紹介します。
自分のやりたいことではないと分かった
職業自体には興味があって入社しましたが、実際に働いてみたところ、自分のやりたいことではないと分かったんです。
目標や達成したいこともあって、やりがいはありましたが、「このままこの会社で働き続けるのか」と考えた時、違うなと思いました。
そもそも自分の天職に一発目で出会えることなんてあるとは思えませんし、何十年と合わない仕事をし続ける理由はないですよね。
色んなことをやってみたい想いが強かった
辞める時は、やりたいことが明確にあったワケではありません。
でも世の中には色んな職業があるし、もっと自分に合う仕事はあると思うようになりました。
そして、色んなことに挑戦してみたいという想いが強くなったんです。
今や転職をサポートしてくれるサービスも充実しています。
本当にこれから先ずっと今の会社で働き続けるのか、改めて考えてみてほしいです。
やりたいことが見つかっていない人は下記を読んでみてください。
やりたい仕事が見つからない20代の原因と見つける方法3つ【うまい話は降ってこない】
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やりたいことが出来る、自分に合う仕事が出来る時代になった
昔なら「とりあえず大企業に入れば安泰」という時代で、自分に合ってなくてもそれで良かったかもしれません。
歳を重ねれば給料も増えて自動的に昇進することもないですからね。
やりたいことや自分に合った仕事をしなければ、続かないしやる気も出ないです。
しかし、今はやりたいことが出来る世の中になりつつあります。
勇気を出して行動した人が幸せになれるんです。
消耗している時間がもったいない
工場勤務や製造業は3K(キツい・汚い・危険)とよく言われます、本当にその通りです。
僕もそんなところで働いていた身で、あまり大きな声では言えませんが、本当にそのままで良いのでしょうか?
新しいことに挑戦するのが不安なのは分かりますが、僕みたいなノースキルな人間でも行動出来ています。
アクションを起こせば色んな意味で世界が変わり、人生の選択肢が増えるので、何でも良いのでやってみてください。
「思い立ったら、即行動」、僕が学生の頃から大事にしている言葉です。
時間は限られているので、今すぐに行動しましょう。
工場勤務・製造業を辞めたいと思った人がすべきこと
僕と同じ思いをしている工場勤務や製造業の人もまずは「転職・副業」を視野に入れましょう。
辞める辞めないにしても、次の選択肢を用意しておくことがリスクヘッジになります。
出来そうなこと、やってみたいことをやってみる
興味のあることや出来そうなことをやってみましょう。
製造業を辞めるにしても、「辞めた後どうするか」が何も決まっていないと、ダラダラと無駄な時間を過ごしてしまい、焦りや不安に押しつぶされることになります。
例えば、転職サイト・転職エージェントの登録なんかは、在職中でもできますよね。
無料ですし、自分に合う仕事や職業を探すにはピッタリかと。
ある程度「こういうことをしたい」というのが決まっていれば、「それを実現するために何をすべきか」が分かります。
製造業・工場勤務から転職するのにおすすめの業界は1つだけ【将来後悔したくない人へ】
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工場勤務や製造業出身におすすめな『フミダス製造』
工場勤務や製造業の方で特におすすめなのが『フミダス製造』です。
フミダス製造は、製造業界出身エージェントによって、製造業界から異業界への転職をサポートしてくれるサービス。
工場勤務や製造業の実情を知っているため、話が早く悩みや不安なども気軽に相談できます。
また、製造業界での経験を活かして、すぐに活躍できる求人を多数紹介してもらえるのも嬉しいポイント。
年間約10,000件の転職相談の実績があるため、高い信頼性を誇ります。
どこの転職エージェントを利用するか迷ったら、まずは『フミダス製造』を選んでみてください!
実際にやることが大事
やりたいことを探すだけじゃダメです。
イメージと実際にやってみたのとでは、全然違いますので。
僕は製造業をやめる前に、プログラミングとブログを実際にやってみました。
どちらも面白そうだと、前から思っていたことです。
しかし、やってみるとプログラミングはそこまで楽しいと感じれず、挫折。
ブログは自分に合っていると思えたので、今も続いています。
やってみたいと思わなくても、「これなら出来るかも」くらいのイメージでOK。
続けれそうなことを探す
続けれるかどうかも結構大事です。
仕事ってなると、それをずっと続けていくことになるので、自分がやっていて苦にならないことを探しましょう。
1〜3ヶ月くらいやってみれば、ある程度自分に合っているかどうかが分かりますよ。僕もプログラミングとブログは製造業をやりつつ、3ヶ月程やってました。
稼げるスキルを身につける
今であれば、IT系のスキルがオススメです。
業界的にも伸びているし、人材不足のおかげで、仕事がなくなることはありません。
パソコン1つとネット環境があれば良いので、挑戦のハードルも低いです。
スキルを身につける方法
未経験がスキルを身につける方法は2つ。
- 独学しつつ、副業から始める
- 未経験OKの会社に転職する
独学は時間がかかりますが、クラウドソーシングで簡単な案件からこなしていき、スキルが上がれば単価交渉しましょう。
IT系は未経験OKの会社もあるので、サクッと転職して、お金をもらいながらスキルを身につけるのもアリ。
稼げるスキルに関しては、以下の記事で解説しています。是非参考にしてみてください。
20代が脱サラするために身につけるべきスキル3つ【がっつり稼ぐ】
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工場勤務・製造業を辞めたい人は今すぐ行動しよう
はい、今回は以上です。本記事のポイントを以下にまとめました。
本記事のポイント
- 工場勤務・製造業は割に合わない
- 工場勤務・製造業は消耗するばかり
- 工場勤務・製造業を辞めたい人はやりたいことを見つけよう
20代のような若い内は体力があるので、製造業でも働いていけます。
しかし、歳を重ねればどんどんキツくなるし、ずっと過酷な環境で働き続けるのはしんどいです。
そして、30代以降になって転職しようとしても、中々に難しい。
わざわざやりたくもないことをし続けなくても、やりたいことで稼げる時代になっています。
後はあなたが行動するだけですよ。