お悩み
- 最近20代で転職する人が多いけど、何で?
- どういった人が転職すべき?
- 自分も転職しなきゃいけないのか
こんな悩みにお答えします。
昨今「転職は当たり前」という声をよく聞きますよね。
実際僕も前職を辞めて転職しましたし、僕の周りにも転職する人は多いです。
特に20代のような若者は就職しても、仕事に馴染めずすぐに転職するイメージがあります。
マイナスに捉える人がいますが、そんなことはありません。
何故なら「嫌な会社に居続けるメリットはない」から。
ただ、何も考えなしに転職するのはオススメしません。
以前僕もただ転職すれば良いと思っていましたが、上手くいかず悩みました。
しかし、今はメディア運営やwebライターとして、仕事に困ることは無くなったんです。
転職活動を通して、大事なのは「稼ぐスキルを身につけること」だと分かりました。
そこで今回は「転職が当たり前になっている3つの理由」を紹介し、「今の時代をどう切り抜けていくべきか」も解説していきます。
周りがどんどん転職していく中、不安に思う方も少なからずいると思います。
本記事を読めば、あなたが今何をすべきかが分かるので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
若者の転職が当たり前になった3つの理由
ここ数年で転職に対するイメージはガラリと変化。
昔なら「逃げ」とか「甘え」というネガティブな認識でした。
今では仕事をしていく上で当たり前の行動となっています。
理由は以下の通り。
若者の転職が当たり前になった理由
- 終身雇用の崩壊
- 年功序列から実力主義へ
- 副業の解禁
それぞれ解説いたします。
理由①:終身雇用の崩壊
終身雇用の崩壊は、2019年から言われ始めました。
割と最近なので、みなさんもご存知かと思います。
TOYOTAの社長や経団連の会長が「終身雇用を守っていくのは難しい」と発言し、騒がれましたよね。
- トヨタ自動車の豊田章男社長の発言
「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」
>>>「終身雇用難しい」トヨタ社長発言でパンドラの箱開くか - 経団連の中西宏明会長
「働き手の就労期間の延長が見込まれる中で、終身雇用を前提に企業運営、事業活動を考えることには限界がきている」
>>>定例記者会見における中西会長発言要旨
早期退職を募る企業が増加、人員削減を実施しているのが現実です。
退職を余儀なくされた人は、他の会社に就くしかないので、転職する人が増えるのは当然かと。
「終身雇用の崩壊」と「若者による転職の必要性」
早期退職した人が転職するのは分かります。
なぜ僕たち20代のような、若い人たちも転職する必要があるのでしょうか。
答えは「どこでも通用する専門的なスキルを身につけるため」です。
今までなら1つの会社で働き続けても大丈夫だったんですけど、終身雇用の崩壊で通用しなくなりました。
1つの会社でしか活かせないスキルを持っていても、早期退職すると他では需要がないため、稼ぐ場所を失ってしまいます。
だから若いうちに転職して、需要のあるスキルを身につけなきゃいけません。
総務省のデータによると、15〜24歳までの転職者が一番多いという結果になっています。
転職が当たり前というより、転職しなきゃいけない状況になっているということですね。
理由②:年功序列から実力主義へ
多くの企業が年功序列から実力主義へ変わっています。
テキトーに仕事をしているだけじゃ、昇進や昇給は望めなくなりました。
成果を出したり一生懸命頑張ったりできる仕事でないと、稼ぐことはできないんですよね。
「自分に合った仕事をしている人」と「嫌々仕事をしている人」では、成果に大きな差が出てしまうのは仕方がありません。
実力主義の社会で生き残っていくには、成果を出すことができる職場へ転職するのが一番手っ取り早いです。
「何となく仕事をしていても、歳を取ればそのまま収入が増えていく」と思っていたらいけませんよ。
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理由③:副業の解禁
終身雇用の崩壊によって副業が解禁になったため、最近は会社以外でも稼ぐことができるようになっています。
しかし全ての会社で副業できるかといえば、そうではありません。
僕が以前働いていた会社も、副業は認められていませんでした。
組合で副業の許可を求めても、意味不明な理由で却下されたのを覚えています。
副業が解禁された理由の1つに「社員の生活を保証できないから、会社の給料以外で資金を確保してね」という意味合いがあります。
副業のできない会社に勤めていても、将来リスクに晒されるのはあなた自身。
なので解禁されている会社に転職するのは当たり前です。
余談:そもそも転職は当たり前のはず
どんな理由があろうと、転職は当たり前にして良いことです。
勝手な偏見や昔の風潮が「転職したら負け、逃げ」というネガティブなイメージを植え付けただけ。
実際僕も前職を辞める時に、「昔は転職なんて考えられなかった」と言われました。
「自分は転職をしていないから、転職をしなくても良いだろう」という勝手な意見を押し付けている感じですね。
今でさえそういう発言があるので、「転職=ダメ」みたいな思考になる人がいるのかもしれません。
転職したらいけないなんて誰が決めたことでもないし、ルール違反・マナー違反でもありません。
「今の仕事が嫌」「違う仕事がしたい」「もっと稼ぎたい」等、人によって事情は様々。
でも転職をしてはいけない人など存在しないです。
若者の転職が当たり前となった時代に知っておくべきこと3つ
「若者の転職が当たり前」である今、知っておくべきことが3つあります。
若者の転職が当たり前となった時代に知っておくべき3つのこと
- やりたいことは簡単に見つからない
- 「稼げるスキル」の重要性を理解する
- 転職は手段であり、目的ではない
①:やりたいことは簡単に見つからない
あなたが最初に就職した今の会社は、やりたい仕事でしたか?
おそらくこの記事を読んでいるということは、少しは転職を考えているので違いますよね。
そして転職したからといって、すぐに自分のやりたいことが見つかるワケでもないんです。
この世には星の数ほど仕事があります。
ちょっとやそっと他のものに手を出しても、自分に合った仕事に巡り合う可能性は低いでしょう。
僕も転職活動で色んな会社を見たり、代理店やフランチャイズの話を聞いたりしました。
それこそ10社〜20社以上は検討して悩んだ結果、webメディアの運営やwebライターの仕事に行き着いたんです。
しかしここで「じゃあ今のままで良いのでは?」と思ってはいけません。
何故なら不満のある今の仕事を続けても、自分に合った仕事が見つかる可能性は0%。
確かに行動したり挑戦したりすれば、失敗することもあります。
ただ何もしなければ、成功なんてありえません。
少なくとも転職したり色んな仕事を経験したりしないと、やりたい仕事は見つからないんです。
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②:「稼げるスキル」の重要性を理解する
転職する際に大事なことがあって、それは「稼げるスキルが身につくか」ということです。
「稼げる=世の中に需要がある」なので、どこででも収入を確保できます。
今の僕にはwebライティングやwebマーケティングのスキルがあります。
もし僕が会社員で会社が潰れても、転職して別の会社で働けるので問題なし。
IT系のスキルは需要がありますからね。
転職するなら、稼げるスキルが身につく業界や職業を選びましょう。
将来食いっぱぐれることはありませんよ。
特に20代は未経験でも転職しやすいので、スキルが無い人は今のうちです。
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③:転職は目的ではなく手段である
転職すれば、今の不満や悩みが全て解決すると思っている人はいませんか。
残念ながら何も考えず転職しても、そう上手くはいかないです。
過去の僕もそうでした。
僕は「もっと自由に稼ぎたいなぁ」という目的で転職活動を始めました。
ただ早く終わらせたいあまり、営業職に応募したりとりあえず給料の良いところを選んだりと、当初の目的から外れていたのです。
転職を目的にするのではなく、目的を達成するために転職という手段があるということを心がけてください。
転職がうまくいかない人は、転職が決まらない20代の問題点とは【目的を持つことが大事】で解説しているので、ぜひ参考に。
若者の転職が当たり前となった時代にやるべきこと3つ
最後に若者の転職が当たり前となった時代にやっておくべきこと3つを紹介していきます。
若者の転職が当たり前となった時代にやっておくべきこと
- 自分の市場価値を把握する
- いつでも転職できるようにしておく
- 独学でスキルを身につける
すべて転職するために大事なことです。見ていきましょう。
①:自分の市場価値を把握する
転職する際は、自分の市場価値を把握しておくことが大事です。
転職における市場価値とは?
転職という市場において、どういった職業ならどれくらいの収入になるか?という人材価値が分かります。
市場価値を見誤ると、自分には無理な企業へ応募して落ちるだけ。
逆にもっと上を目指せるのに、レベルの低いところへ転職してしまう可能性もあります。
市場価値を知ることは「今の会社で働くより他の企業へ転職した方が収入アップする」ということを知るチャンスにもなります。
あなたが社内で評価されていない場合、もしかしたら社外ではもっと高評価かもしれません。
社内の評価なんてあてにならないですからね。
市場価値を知る方法
市場価値を知る方法は2つあります。
1つ目は「転職エージェントに聞く」です。
転職エージェントは、あなたの職歴やスキル等を聞いて、「どういった企業へ転職できるか」を見極めてくれます。勧めてくれた求人を見れば、今の自分がどの程度の価値があるか分かりますよ。
無料で利用できるので、気軽に相談してみましょう。
2つ目は「MIIDAS(ミイダス)」を利用することです。
MIIDAS(ミイダス)は、市場価値を無料で診断してくれるアプリです。
スマホでいくつかの質問に答えるだけの簡単な作業で、市場価値が分かります。
より正確な市場価値を知りたいなら、転職エージェントもMIIDASも両方利用することをオススメします。
比較もできますし、どちらにしても無料なので損することはないかと。
転職する気があまり無い人も、市場価値を知っておくべきですよ。
②:いつでも転職できるようにしておく
転職活動は時間がかかるので、「もう今の職場は耐えられない」となってからでは遅いです。
転職を検討しているなら、すぐに行動できるようにどんな会社や仕事があるのか、普段から求人を見ておきましょう。
僕は転職しようと思ってから準備を始めたので、活動開始するのに1ヶ月くらいはかかりました。
あらかじめ求人を見ておけば良かったと後悔しています。
転職サイトや転職エージェントを使えば、自分の希望する条件を入れるだけで求人を見ることができます。
おすすめは以下の記事を参考にしてください。
【20代社会人が使う】おすすめの転職サイト3選と転職エージェント3選
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③:独学でスキルを身につけておく
20代なら未経験でも転職できますが、スキルがあればなおさら転職できる可能性は上がります。
企業によっては即戦力を求めているところもあるので、選択肢が増えるかなと。
もし転職しないにしても、スキルを身につけることで副業を始められます。
本業のリスクヘッジになるし、収入は増えるしで良いことだらけです。
オススメのスキルはやはりIT系ですね。
今の伸びている業界ですし、今後も需要は高まっていきます。
身に付けておいて絶対損はしません。
若者の転職が当たり前となった時代に乗っかろう
はい、今回は以上です。
本記事のポイントを以下にまとめました。
本記事のポイント
- 終身雇用が崩壊し、転職は当たり前になった
- 実力主義の会社や副業解禁で、転職しなきゃいけない状況へ
- 「稼ぐスキル」が身につく会社に転職しよう
- 転職をスムーズに進めるには、市場価値を把握する
- 転職サイト・転職エージェントで早めに求人を見ておく
転職が当たり前の時代になっているのは、もう疑いようのない事実です。
嫌な仕事に耐える必要はありません。転職して自分のやりたい仕事を見つけましょう。