転職

工場勤務に将来性ってあるの?不安を感じている人がやるべき3つのこと

2021年10月15日

お悩み

  • このまま工場で働いてて良いのかな?
  • 工場勤務・製造業に就職や転職しても大丈夫?
  • 工場で働きながら、将来のために何かすべきことはある?

こんな悩みにお答えします。

工場勤務ってあんまり良いイメージが無いせいか、将来性に疑問を感じる人は多いです。

正直僕も工場勤務の時は、「このままで良いのだろうか?」と何度も思いました。
6年半の間、ほぼ毎日同じ作業の繰り返しだったので、不安しかなかったです。

今のところ、工場勤務の将来はまだまだ安泰。
ただ、ずっと働いていけるかどうかは別の話です。

そこで今回は「工場勤務の将来性」について解説していきます。

「将来のことなんて...」と思うかもですが、何もしないでいると後悔しますからね。
本記事に記載していることは、誰でも今すぐできるので、将来のために実践してみてください。

工場勤務の将来性に対する不安や悩みを解消して、ストレスフリーに工場ワークしていきましょう。

工場勤務の将来性が"今はまだ"心配するほどでもない理由

冒頭でも述べたように、工場勤務の将来性は問題ありません。
業界的には5年後にどうこうなるという話ではないということですね。

理由としては以下3つが挙げられます。

  • 製造業はそれほど衰退していない
  • AIの導入はまだまだ時間がかかる
  • 次々と新しいモノが開発されている

それぞれ詳しく解説していきますね。

理由①:製造業はそれほど衰退していない

製造業とか工場での仕事がダメみたいな風潮ありますけど、それって本当でしょうか?
ニュースやみんながそう言っているから、真に受けているだけなんじゃないですかね。

実際、今すぐどうこうなるものじゃないですよ。
以下の数字を見てください。

製造業の推移

>>>参照:経済産業省大臣官房調査統計グループ 2020年 工業統計表「産業別統計表」

工場で作られるモノの出荷額や工場で働く人は、特に減少していません。
上図を見て「衰退している」「将来性がない」なんて言えないです。

ただ、コロナの影響もあってか以下のように、事業所(工場)の数は減っています。

>>>参照:経済産業省大臣官房調査統計グループ 2020年 工業統計表「産業別統計表」

工場の数がこのまま減っていけば、抱えられる従業員の数も減っていきます。
何十年も先のこととなると、少し厳しいと言わざるを得ないですね。

しかし、2010年〜2012年や2014年〜2016年みたいに増加している年もあります。
景気も回復していくでしょうから、5〜10年は大丈夫かと。

理由②:AIの導入にはまだまだ時間がかかる

工場勤務に将来性が無いと言われる一番の要因は、「AIによる自動化」です。
今まで人がしていた作業を機械に取られる可能性があります。

しかし、日本はAIの導入が遅れているのです。
なぜなら莫大なコストがかかるから。

僕が以前いた会社でも、設備の一部自動化が検討されていました。
ただ、既存設備との互換性や導入による利益率等が微妙で、いつのまにか断念。

そんな単純で簡単なものじゃないんですよね。

日本は中小企業が多数を占めています。
AIを導入できるほどの資産をポッとすぐ出せる工場は少ないということ。

なのでまだまだ人の手が必要なのです。

大手企業や海外では、AI化が進みつつある

すでに海外や国内の大手企業では、AIの導入が積極的に行われているようです。

>>>参照:製造業・工場におけるAIの活用状況

コロナみたいなパンデミックが発生したら工場がストップしますからね。
機械であれば病気にかかることはないので、会社へのダメージを抑えられます。

また、作業の自動化は効率やリスク面でのメリットが大きいです。
人件費削減にもなるし積極的に導入していきたいところでしょう。

自動化が進んでも製造業界は廃れない

仮に工場のAI化がどんどん進んだとしましょう。
製造業界が廃れることはないし、むしろ発展していきますよね。

「製造する人」は少なくなるかもしれません。
しかし、結局機械を動かす、もしくはプログラムするのは「人」です。

AI化がどれだけ進もうが、どこかで人の手が加わります。
「製造」から「機械のメンテンナンスやプログラム等」にやることが変わっていくだけ。

求められるスキルは変化していきますが、工場勤務の需要は変わりません。

理由③:次々と新しいモノが開発されている

僕たちの生活には、日々新しいモノが出来ています。
それらは全て工場で製造されたものです。

僕の前職は食品関係の製造です。
毎月のように新製品の試験や受注が入っていましたよ。

これからも次々と新商品は増え続けます。
なので工場勤務が無くなるなんてことは現実的ではないです。

工場勤務を続けるのは将来性がない

場勤務で働き続けるのは将来性がない

「製造業界」や「工場勤務」は今のところ大丈夫です。
しかし、問題なのは「工場で働き続けること」に対する将来性かと。

工場で働き続けるのはキツい

正直、工場勤務を定年まで続けていくのは厳しいです。
工場での仕事って体力勝負みたいなところもあるし、年齢を重ねるとどんどんキツくなります。

僕の同僚には30歳後半〜40代の方もいました。
一緒に夜勤したり作業したりしましたが、いつもしんどそうで。

休日を挟んでも疲れが取れず、困ってたくらいです。

なので僕は工場勤務に将来性を感じれず、別の道を探しました。
このままずっとここで働くのは無理だなと。

工場勤務・製造業がきついのは本当です【5つの理由と対処法を歴6年が解説】

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昇進すれば働き続けても大丈夫だけど...

昇進して管理職になれば話は別です。
現場に出て作業することは滅多に無くなりますからね。

上手く行けば30代で管理職になる人もいます。
現場での作業がキツくなるのも、30代からなのでちょうど良いですよね。

しかし、現実はそう甘くはありません。
管理職になれるのは、ほんの一握り。
ほとんどは40歳になろうが50歳になろうが、現場で働くことになります。

昇進するつもりがない人にとって工場勤務は、将来的に難しいのです。

工場勤務ではスキルが身につかない

工場で働き続けていると、社内もしくは限られた同業種でしか通用しません。
もし、転職したいと思っても使えるスキルがなくて困るんです。

僕は6年半食品工場で働き、転職活動をした経験があります。
唯一価値があったのは、危険物取扱者甲種の資格ぐらい。

言い換えれば、工場勤務は未経験でも働くことができるメリットになりますけどね。

「今の工場で活躍できているから〜」なんて思うのは、井の中の蛙状態です。
一つの会社で働き続けるのが難しい今、工場勤務はリスクがあります。

本業+副業の時代にスキル無しはツラい

世間は空前の副業ブームです。
本業の収入だけでは、老後の資金が足りなくなることを考えると仕方がありません。

しかし、工場勤務では副業に使えるスキルは手に入らないのです。

副業といえば、せどりやwebライター・動画編集等です。
どれにしても工場勤務じゃ身につきませんよね。

家に帰って製造なんて、もちろんできないですし。

僕も工場勤務時代に副業しようとしましたが、全て0からのスタートでした。
本業のスキルが副業に使えないのは、今の時代不利すぎます。

工場勤務の将来性に不安を抱える人がすべきこと

工場勤務の将来性に不安を抱えるのは仕方がありません。
未来のことなのでダメだと断言はできませんし、不安が杞憂に終わることもあるでしょう。

ただ、不安を感じているのに何もしないのはおかしいですよね。
後悔しないように備えておく必要があります。

有利になる資格を取得する

衛生管理者

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まず今の職場でできるのは、資格を取得することです。
資格を取れば特別な役職に付けたり、昇進の可能性が出てきます。

管理職になったら、現場のキツい作業に入らなくて良いですからね。
他にも有利な部分はありますよ。

例えば転職。

そこの工場でも使える「第一衛生管理者」のような資格は重宝されます。
現場には絶対に必要なので、色んな企業が欲しがるんです。

今の会社では作業車でも、他の工場に転職して管理職になる可能性だってありますよ。

どこでも通用するのは、だいたい国家資格で取得は難しいです。
でも、工場勤務のあなたにとって有利になること間違いので。

詳しくは、製造業・工場勤務でおすすめの資格7選【取得するメリットは?簡単に取得する方法は?】で解説しています。

工場勤務から他業種へ転職する

工場勤務の将来性に不安があるなら、思い切って転職しましょう。
不満や悩みを抱えながら続けていても、ストレスになるだけですからね。

また、転職するなら本業のスキルや知識を副業に使える業種がおすすめ。

今の世の中なら、伸びているIT企業が良き。
人手不足なので未経験でも転職しやすいですよ。

IT企業で学びながら、副業に活かして収入を増やす。
今の王道な働き方です。

以下記事で解説しているので、参考にしてみてください。

製造業・工場勤務から転職するのにおすすめの業界は1つだけ【将来後悔したくない人へ】

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工場勤務の将来性に不安を感じているなら、今すぐ行動すべき

工場勤務の将来性に不安を感じているなら、今すぐ行動すべき

ということで今回は以上となります。
本記事のポイントを以下にまとめたので、もう一度ご確認ください。

本記事のポイント

  • 工場勤務および製造業は、今のところ大丈夫
  • AIの導入には時間がかかるから、後5年はどうこうならない
  • 新しいモノは産まれ続けるから、製造業界が廃れない
  • 今までの働き方や必要なスキルが変わるだけ
  • 不安な人は「資格取得」もしくは「転職」を検討しよう

今の時点では大丈夫ですが、未来のことなんて誰にも分かりません。
パンデミックだって完全に予想外でしたからね。

どんな状況でも、備えておくことは大事です。
「将来が不安だな」と思うだけじゃ何の意味もないので、行動してくださいね。

工場勤務のあるある40選を紹介【現場の実態が分かります】

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