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【田舎暮らしの現実】「田舎はやめとけ!!」と言われる5つの原因【失敗しないようにする3つのポイント】

2021年7月24日

【田舎暮らしの現実】「田舎はやめとけ!!」と言われる5つの原因【失敗しないようにする3つのポイント】

お悩み

  • 田舎暮らしは「やめとけ」って聞くけど、実際どうなの?
  • 田舎暮らししたいけど、失敗したくない
  • 実際に田舎暮らししている人の意見を聞きたい

こんな悩みにお答えします。

「田舎なんてやめとけ」という声をたまに聞きますが、働き方や田舎暮らしもだいぶ変わり、誰でもどこでも生きていくことができるようになっています。

僕は当ブログの運営やwebライター等をしながら、実際に田舎で暮らせています。また、社会人時代も県外の田舎で働いていたので、田舎暮らしについては何でもござれです。

そこで今回は、田舎暮らしの現実を解説しつつ、「田舎はやめとけ」と言われる原因&失敗しない方法を紹介していきます。

本記事を読むと、田舎暮らしに必要なポイントが分かり、実践すれば田舎でストレスフリーに過ごすことができますよ。
これから田舎暮らしをしたいと考えている人は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

「田舎暮らしはやめとけ」と言われる5つの原因

「田舎暮らしはやめとけ」と言われる5つの原因

僕は社会人になる前、「早く田舎から出たい」と思っていました。何も無いし、やりたい仕事も地元に無いし。

都会から田舎に来ようとしている人がいたら、「田舎なんてやめとけ」と当時の僕は間違いなく言っていたでしょう。

なのでまずは学生時代に戻ったつもりで、田舎をこきおろしたいと思います。

「田舎暮らしはやめとけ」と言われる5つの原因

  • 仕事が少ない
  • インフラが整ってない
  • 地元民との付き合い
  • 娯楽がない
  • 虫が多い

原因①:仕事が少ない

田舎暮らしを考えた時、一番ネックになる部分は間違いなく「仕事」です。

都会に比べると仕事が少ないのは事実。会社を建てようと思ったら、必然的に人が集まる場所になりますからね。

田舎にある職業は、だいたい以下のような感じ。

  • 一次産業
  • 福祉介護
  • 工場勤務
  • 公務員
  • 事務職
  • 営業職

特にお年寄りの方が多いので、福祉介護は人手不足になりがちです。

どうしても選択肢が少ないため、田舎出身の人は仕事を求めて、地元を離れたり都会へ就職したりします。

就職活動を始めた時は、地元に良いと思える企業が無く、僕も周りの人たちも「とにかく外に出なきゃ」という気持ちが強かったのを覚えています。まあ結局は違う田舎に行くことになりましたが。笑

田舎に住んでいる身からすると、仕事が少ないのは当たり前。都会の人はビックリするかもですね。

原因②:インフラが整ってない

田舎のインフラは整ってないところが多いです。

公共交通機関や通信範囲等に困らされた人は、僕も含めて多いと思います。

例えば電車なんて、1時間に1本とか普通です。乗り遅れためちゃくちゃ待たないといけません。都会なら数分で次の電車が来るので、田舎のインフラの悪さに不満を抱くことでしょう。

ただ、都会みたいに満員電車になることはまずないというところはメリットかもしれないですね。

スーパーやコンビニが少ない

インフラで困るのは、なにも交通機関だけではありません。ちょっとした買い物でも問題は発生します。

スーパーやコンビニが家の近くに無いんですよね。下手すりゃ自販機すら存在しないかも。

地元にいた時も社会人になって最初に住んだ場所も、徒歩圏内にコンビニやスーパーはありませんでした。歩くと30分以上かかるくらいには遠いです。

買い物する人が少ないから、建設したところで採算が取れないんでしょうね。

都会だと徒歩5分の距離に何店舗もコンビニがあるので、いつでも買い物ができます。それに比べると田舎のインフラの悪さは不便と感じざるを得ないです。

原因③:地元民との付き合い

田舎には土地の風習や文化みたいなものがあり、地元民との繋がりで嫌な想いをした人もいます。

正直僕は田舎歴が長いのですが、村八分とか近隣住民からの嫌がらせみたいなものを受けたことがありません。

僕が就職で住んだ田舎の同僚に色々と話を聞いてみましたが、地方は消防団や祭りなどの催し事等があり、参加はほぼ強制的だったそうです。

昔は参加しないといじめられたり、除け者にされたりという仕打ちに合う....といったことがあったらしいです。

僕も中学を卒業して地元から離れるまでは、地元の祭りや行事に参加していました。でも、楽しい思い出しかないので、大人になると面倒事に巻き込まれるようですね。

原因④:娯楽がない

もちろん遊ぶところもありません。20代〜30代にとっては死活問題です。

映画見たりカラオケに行ったりボーリングに行ったりといった、都会なら当たり前のようなことができないんですよね。できないことは無いんですが、行くまでに時間がかかります。

学生の頃は車が無いので、1時間くらいかけて自転車でショッピングモールに行ってました。当時は何とも思いませんでしたが、今冷静になって考えると恐ろしいです。

街中に住んでいた時は、カフェやレストラン・アパレルショップ等があったので、友人と遊んだりご飯に行ったりで悩むことはありませんでした。

田舎に住んでいたら「どこ行く?」「何する?」と考えるだけで時間がかかってしまいます。また、行く場所も少ないので、いつも同じところになってしまいがちです。

原因⑤:虫が多い

虫が多いというのも、田舎を敬遠する原因になっています。

田舎は人工物より自然の方が豊富のため、どうしても虫が発生するんですよね。

会社の寮に住んでいた時は、建物がボロくて外部からカメムシが大量に入ってきて嫌な想いをしました。後はムカデとかゴキブリなんかも田舎の常連ですかね。一人暮らしを始めてからは、田んぼが目の前だったので、虫ではなく蛙の鳴き声が凄くて寝れない時はありました。

田舎出身ということもあって、僕はそこまで気にしませんが、虫が嫌いな人や慣れていない人は苦痛になるでしょう。

自然に囲まれるのは良いことだけではないと知っておくべきですね。

田舎暮らしの現実はどうなのか?

【現在】田舎暮らしの現実はどうなのか?

ここまで話してきたのは、昔よく言われていたことです。では、田舎暮らしの現実はどうなのか、見ていきましょう。

田舎暮らしの現実とは?

  • 仕事はいくらでもある
  • インフラで困ることはない
  • 地元民との繋がりは気にしなくても良い
  • 娯楽は増えている
  • 田舎と虫は切り離せない

現実①:仕事はいくらでもある

昔の僕は「田舎には仕事が少ない」と思ってましたが、社会人の目線になって見れば、意外と働ける場所は多いです。

大企業の工場なんかは、田舎にありますしね。僕が就職した地域にも有名な企業の工場がいくつか集まっていました。

「田舎は賃金が安いんじゃないの?」と思われがちですが、一概には言えません。僕が働いていた会社は割と給料良かったですし、都会だと生活費に給料がもっていかれるので、使える金額にそこまで差はありませんよ。

一次産業なんかは都会にないですし、田舎特有であれば「地域おこし協力隊」というのもあります。

また、都会に仕事はあっても、稼げるかどうかは別問題です。稼げず消耗している人はいっぱいいるので、田舎で視野を広げて仕事を探すのも大事かと。

IT業界の発展で仕事の幅が広がった

もし、田舎にある仕事や職業が嫌でも大丈夫です。

リモートワークの普及により、都会の会社に勤めながら、田舎で仕事ができますからね。IT業界が発展したおかげですね。

ITスキルを身につければ、どこにいようが仕事ができる世の中になりました。
また、会社に勤める必要さえありません。クラウドソーシングやSNSを使えば、フリーランスとして色んな人や企業を相手に仕事を受注できます。

冒頭でも話したように、僕は田舎でブログ運営やwebライターとして、色んな場所にいる方たちと仕事をしています。
ストレスなく働けており、ITスキルを身につけて本当に良かったです。

都会に比べたら田舎は仕事が少ないかもですが、web上にはビジネスがたくさんあるので心配はありませんよ。
田舎で暮らしの仕事について詳しく知りたい!!という方は以下の記事もご覧ください。

【20代へ】田舎暮らしで稼げる仕事は1つだけ【心にも財布にも優しい】

続きを見る

現実②:インフラで困ることはない

昔に比べるとコンビニも増えましたし、通信環境も範囲がだいぶ広がっています。

電車は1時間に1本から変わらないですが、そもそも車で移動するので、必要ありません。

ただ、車で移動すれば良いというだけで、買い物は徒歩で行けるような距離にありません。都会のように「すぐ行ける」状態には程遠いですね。

インフラ全体で見ると、生きていくのに困ることはまず無いです。

車が無いと生活できない

田舎で唯一最大のデメリットは、車が無いと生活できないこと。

こればっかりは擁護のしようがないです。どこへ行くにも車を運転しなければいけません。

車の運転は慣れるので特に問題ありませんが、維持費が意外とバカにならないんですよね。目的地がどこも遠いので、伴ってガソリン代がかかってしまいます。

また、運転が苦手な人にとっては最悪ですよね。幸いなことに田舎は車通りが少ないし、駐車場なんかは無料で広いので、都会で車を持つよりかは良いと思います。

現実③:地元民との繋がりは気にしなくて良い

昔みたいに地域ごとの習慣やしきたりは、現在ほぼありません。

移住者が増えたことや地域を活性化させる活動もあり、誰もが田舎に住みやすくなっています。

地域によっては、町内会に入らないとゴミを捨てさせてくれなかったり、清掃活動に参加させられたりがあるようです。まあ、住んでいるところをキレイにするのは、当たり前かなとは思います。

過干渉や村八分みたいなことをする人間が減ったのと、社会的にそういうことが許されなくなったのが大きいかもしれませんね。

現実④:娯楽は増えている

ここ数年で楽しみがオフラインからオンラインに変わりました。いつでもYouTubeで面白い動画が見れるし、Netflixのような動画配信サービスで映画やアニメを鑑賞することができます。

田舎でもネット環境さえあれば、どこかへ行かなくても楽しめるんですよね。

田舎では難しかった買い物も、今じゃワンクリックで家に届きます。わざわざ都会の実店舗に行く必要なんてありません。

ネットで買物が済むように、だんだんと都会じゃないとできないことは減ってきています。

もっと色んな技術が発展すれば、都会でできることが田舎でもできるようになるかもしれませんね。

自然と触れ合えるという娯楽は、田舎にしかない

逆に自然は田舎のような場所にしかありません。空気が美味しいとか、川の水が飲めるとかっていうのは、都会じゃ味わえないことです。

最近だとキャンプや登山が流行っていますし、田舎や自然の素晴らしさが認識されるようになってきています。

コロナも1つの要因です。外で人混みを避けて楽しむなら、自然に触れるのが一番。また、ワーケーションという働き方が話題になり、自然の中で仕事をしている人も多いです。

自然の中で過ごすことが良いとみんなが感じた結果、田舎への移住者が増えることに繋がっています。

現実⑤:田舎と虫は切り離せない

自然があるので、虫の出現は変わらないかなと思います。ただ今まで田舎で暮らしてきて、虫に困ったのは会社の寮にいた時くらいでした。

一人暮らしでは家の中に害虫が出たこともないし、今も田舎にいますが虫で悩んでいるなんてことはありません。

そもそも家の中と外をキッチリ区切っていれば、虫は入ってこないです。外で遭遇する虫に関しては、すぐに慣れます。

都会でも虫は普通に出ますし、そこまで気にしなくても大丈夫ですよ。どうしても無理なら、殺虫剤撒いたり、虫が来ないような対策もできますからね。

田舎暮らしが失敗しないようにする3つのポイント

田舎暮らしが失敗しないようにする3つのポイント

それでは最後に「田舎暮らしが失敗しないようにする3つのポイント」を紹介いたします。

田舎暮らしを失敗しないようにする3つのポイント

  • 仕事を確保する
  • 田舎過ぎない場所を選ぶ
  • いきなり田舎暮らしを始めない

ポイント①:仕事を確保する

仕事が無いと田舎で暮らしていけませんからね。

前述したように、どこでも仕事ができる「ITスキル」を身につけましょう。

ITスキルがあれば、どこの田舎に行っても、仕事が見つからないという心配をしなくて良くなります。収入の柱を事前に1つ持っておくのは大事です。

自分が行きたい場所で決めても良いのですが、それだと移住が先になってしまい、仕事が見つからなかった時に困ります。無収入になるのが一番怖いですからね。

あらかじめ収入源を確保しておき、現地で転職サイトを使って仕事を探したり、地域おこし協力隊に参加したりして、田舎でやりたいことを見極めていきましょう。

おすすめのITスキルは以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

【田舎で高収入】パソコンを使う仕事5選を紹介【始める手順も解説】

続きを見る

ポイント②:田舎過ぎない場所を選ぶ

田舎といっても、「スマホの電波が入らない」「人がほとんどいない」「街から離れすぎている」等の辺鄙なところは避けましょう。

さすがに何もできないようなところでは暮らしていけません。

目安にしてほしいのが「住みたい田舎ランキング」という特集です。

移住や定住を推している市町村を対象に「移住支援策・医療・子育て・自然環境・就労支援・移住者数など」のアンケートを実施。それを数値化して、ランキングで発表されています。

「田舎暮らしに適した場所」が載ってあるので、良い参考書になりますよ。

ポイント③:いきなり田舎暮らしを始めない

田舎暮らしをしたいからといって、いきなり移住してはいけません。

「どんな場所なのか」「自分にとって住みやすいか」「どういう風習があるのか」等、合う合わないがあります。リサーチや分析は必ずしましょう。

まずは一週間から一ヶ月くらいは興味のある田舎で暮らしてみてください。

地域によって田舎のレベルも違いますし、あなたが「どの程度の田舎になら住めるのか」を体験するのも重要ですよ。

移住した後に「やっぱ違うなぁ」となっても遅いですからね。田舎暮らしへの耐性をつける意味でも、長期滞在は必須かと。

お試し移住体験で実際に暮らしてみる

調べてみると、地域によってはお試しで移住体験ができるところも結構あるみたいです。

下記HPから各地域の自治体が用意している移住体験用のサイトにとべます。

>>>お試し移住体験

住む場所が用意されていて、設備もそれなりに揃っているようです。

暮らしたい田舎に見当がつかない場合は、「住みたい田舎ランキングで探す→お試し移住体験にあるか探す」という感じで検索してみましょう。

そして、目星がついたら実際に少しの間暮らしてみて、判断するのがベストです。

田舎暮らしの現実は、ストレスフリーで楽しく暮らせる

田舎暮らしの現実は、ストレスフリーで楽しく暮らせる

はい、今回は以上です。本記事のポイントを以下にまとめました。

本記事のポイント

  • 収入の柱は移住前に確保しておく
  • インフラは心配ない
  • 車は絶対に必要
  • 地域のルールを守っていれば、地元民との繋がりは気にしなくていい
  • 娯楽は都会と形は違えど、増えている
  • 虫は慣れる

僕自身、以前は都会での生活に憧れていましたが、楽しく自由に暮らすなら、やはり田舎かなと感じています。

「田舎はやめとけ」という声も確かにありますが、実際にやればどれだけ素晴らしいか。都会で消耗している人はぜひ試してほしいです。

この記事を読んで、少しでも田舎暮らしを楽しめる人が増えたら嬉しいなと思っています。あなたにピッタリな田舎を見つけてくださいね。

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